夢が叶ってよかったね

「オーディオブックですか。またいつもとは方向性の違うお仕事ですね」
「そうそう、アテレコ苦手だからアニメ映画の吹き替えとかは基本断ってんだけどさ、まあ童話の朗読ならいっかって。俺の迫真の演技が炸裂してるぜ」
「あはは」
「最初は『アクション小説ならまだしも童話の演技は畑が違いすぎる』って言ったんだが、『セージくんに読み聞かせる感じでいいんですよ』って言われて『おまえ殺してやろうか?』ってなって」※読み聞かせしたことねえんだよの意
「そこから引き受けたんですか…」
「まあな」
夢だったから

「パパのオーディオブック聞いてるよ」
「嘘だろ?あれ対象年齢8歳とかその辺だぞ」
「簡単な単語が多いからディスクテーションの練習になると思って」
「へー、なるほど」
「でもパパの声って優しいから眠くなってくるんだよね」
「そうか」
うれしそう

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